公益財団法人 全日本空手道連盟(JKF)とは

昭和39年、公益財団法人 全日本空手道連盟(以下JKF)は日本の空手道に統一的な秩序をもたらすことを目的に結成されました。
それ以来、日本スポーツ協会への加盟および国⺠スポーツ大会への参加などにより国⺠体育の一環としての空手道の地位を確立、また試合制度の整備や競技ルールの改訂など、空手道の発展のための環境づくりにいそしんでまいりました。
そしてまたJKFは、空手道が人類と社会に貢献するスポーツであるために、さまざまな活動を進めております。

基本理念

  1. 空手道を通して感動、喜び、成⻑を体現する
  2. 空手道の健全な発展と普及を追求し生涯空手を目指す
  3. もって、国⺠の身心の錬成に寄与する

全空連は定款で「空手道の健全なる発達とその普及をはかり、もって国⺠の身心の錬成に寄与する。」(第3条)と、その組織目的を定めています。
私たちは、この目的を念頭に厳しくも正しい空手道を学び、感動と喜びを得て、成⻑を目指したいと考えます。
そして、生涯にわたって空手を続けることで健康寿命を伸張し、その活動を世に広げることで、国⺠の身心の錬成に寄与するという崇高な理念を掲げました。

目指すべき法人像

「良い団体で最高のNF(中央競技団体)」

「良い団体」とは…会員から信頼され社会から評価される団体(ミッション)
「最高のNF」とは…適性な収支バランスを維持し、伝統を守りながら世界的代表選手を排出し続けるNF(バリュー)

主な活動内容

各種大会の主催・運営・後援

日本の空手道界の頂点に位置する「全日本空手道選手権大会」を1969年に初開催。現在でもこの大会は毎年12月に開催され、その年の空手道日本一を決定する大会として定着し、全国の優秀な選手たちがこの大会を目標として日々の研さんに励んでいます。また国内で開催される様々な空手道の大会において、JKFが後援・協力しています。

技術資格の認定・管理・運営

審判員資格、指導員資格、公認段位などの資格制度を整備し、その認定・管理・運営を行っています。
審査会や講習会などを定期的に開催し、これらの場を通じて人材育成、技術向上に努めています。

日本代表チームの編成と選手強化

競技レベルの向上のために、全国の将来性に富む選手の中から強化選手を指定、定期的に強化合宿を開催しています。
国際大会に際しては、これらの強化選手により日本代表チームを編成し、出場しています。

会員制度の維持・管理

JKFは日本を代表する空手組織として国内の空手界を管理し、会員制度を通じて個々の空手愛好家を統括しています。
JKF会員は国内において、選手や資格の有資者として、公的な活動を行うことができます。

組織と体制

公益財団法人 全日本空手道連盟(以下JKF)の組織は、地域団体である各都道府県連盟および地区協議会、競技団体である中学校・高校・大学・実業団の各連盟、そして各流派からなる会派団体から構成され、これらの団体の集合体として国内空手道界を一つにまとめております。
地域団体である各都道府県連盟は、JKFの支部団体として全ての空手愛好家を県単位で統括、それと共に、各県のスポーツ協議会を通じて日本スポーツ協会とも直結しています。また各地区協議会は、全国を9ブロックに分けてそれぞれを管理しています。

競技団体とは全国中学校空手道連盟、全国高等学校体育連盟空手道部、全日本学生空手道連盟、全日本実業団空手道連盟の4団体であり、それぞれは全国の中学校、高校、大学そして各企業に存在する空手道クラブから構成されています。

そして会派団体ですが、空手にはいろいろな流れがあり、それぞれが独自の流派として存在しています。JKFはこれらの流派の集合体としての面もあります。各流派はJKFの会派団体としてJKFに協力、側面よりJKFを強力に支援しております。
⻑い歴史と伝統を持つ会派団体という流れ、各地区を基盤とするつながり、そして高校・大学・実業団という幅広い年齢層。
JKFはこれらの力強い組織形態の中に実現しています。

連盟情報